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七海のクリスマスローズBlog

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何処へ行く?     

そう、それは7月初旬のあの猛暑の時、
遊びに行ったホームセンターで見かけました。
炎天下の処分品コーナーに放置されているHFヤング
もう何日も水をもらってないようでカラカラに乾いた土
それでも枯れずに頑張ってました。
なんて強いクレマチスなんだろう、多肉植物並みに乾燥と日照りに強いのか!
春、あちこちの家庭の庭先で咲き誇るわけだ。
ちょっと交配に使ってみたくなります。
親は不明なのが残念・・・

7月初旬の猛暑に比べればましですが
それでも炎天下の作業はキビシイ(^^;)
先送りしてきた網戸の張り替えでは、立ちくらみの連発です。
手慣れたものですが、倒れない程度に休まなきゃ。
さてアジサイの剪定時期は待ったなし、しかし全体の1/2で今日はギブアップ。
台風対策も先手を打たねば! 
ユウカリに続き、大きくなりすぎたフラミンゴを選定しました。
フラミンゴは斑が涼しげです。
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平日は仕事でピキーに働き、週末は趣味とは言え炎天下の作業では体が持ちません(笑)
いつ休むんだろう。今日は外で作業しないぞぉ・・・   と、心に決めても
ついつい植物の世話をしてしまうのでした、あははは。

実生のクレマチスはポツリポツリと咲いてきます。
実生No.0032  母:フォンドメモリーズ x 父:レッドスター
剣弁オフホワイトの6弁花、シベは黒に近いエンジ色
母親のピコティは何処へ行った? 父親の赤は何処へ行った??(笑)
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実生No.0033  母:ベルオブウオーキング x 父:ビルドリオン
剣弁淡ラベンダーの6弁花、シベは明るいエンジ色
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父親のピコティは何処へ行った?
開ききると僅かにピコティの気配がありますが、そんなの普通レベルです。

新しい花と呼べるレベルの花を咲かせるのは難しいですー
クリスマスローズの花色の遺伝感覚とは乖離しているイメージです(^^;)
混ざるというイメージが通用しない。かなり手強い。
逆に言えば簡単に真似されない!

あなたはどんな考察しますか?
結果を確認することも大事ですが、
もっと大事なのは「なぜ?」と考えることだと思います。
いろいろな仮説をたてる、頭の中のスパコンをフル回転で演算させる。
一方で非科学的な経験値が最後にものをいう。
直感やひらめきも偶然ではない、脳みそが瞬間で高速演算した結果かもしれません。
初めはいつも手探りです。
今は経験を重ねるしかないだろう。
by nanami7kuri | 2013-07-28 23:57 | クレマチスの交配 | Comments(8)
Commented at 2013-07-29 19:01 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 大地 at 2013-07-29 22:25 x
非公開コメント19:014さん、こんばんは!
も、もしかして教員免許とかお持ちでしょうか?(^^)
嬉しいです、頑張ります!!
効率が重要視される昨今の社会では、その部分が軽視されがちで・・・
でも会社の先輩や、園芸の先輩からタタキ込まれたのが
知識と経験は似た言葉だけど、差は大きい。です。
なるほどぉ~と、最近ちょっと解るような気がします。
実は似た言葉に茂木さんの名言の
「無駄な不安より「根拠のない自信」を持て」、と言うのがあります(笑)
これ、知識ばかりため込むと余計な不安や、あきらめが先行してしまい、
経験豊富な人は根拠もなく自信を持っている・・・
そんな共通点を感じました(^^;)いいぞぉ~
そうそう先日、本屋さんで「常識を疑うことから始めよう」と言う本を見つけました。
これもなんだか面白そうな本なんですよね!
Commented by お茶 at 2013-07-31 06:06 x
大地さん おはようございます
実生が次々と咲いていますね~
No.0032の白花ですが,私もテッセンの同じ果球からの実生で一つ白い花が咲いています.
まぁ私のテッセン交配は袋掛けも曖昧でコンタミ率激高なのでなんともいえない結果ですが・・・
この花は交配の時に除雄はしていたんですか?
考察をする時は結果だけでなく,過程も含める事が大事だと思っています.
除雄無しの交配であればフォンメモは蕾の中で葯が割れる事がよくあるのでセルフの可能性も入れて考えると面白いかもしれませんね^^
Commented by 大地 at 2013-08-02 00:04 x
お茶さん、こんばんは。
アドバイスありがとうございます。方法も大切ですよね!
方法を誤ると目的を成就できないどころか、考察を誤ります。
目的や設備・環境で方法の力点が変わると思いますが
私の交配方法はお茶さんの方法よりも精度が劣ると思います。
なので常に私もセルフかもしれないという考察を行うようにしています。
セルフ仮説で考察すると今回の2花は・・・
なるほどと、なぜが入り混じる・・・また面白いです!
いずれにしてもnが少ないので遺伝的傾向はまだ?かなぁ。
解明された後ではつまらないので今のうちに、この「なぜ」を楽しみましょう。
Commented by 大地 at 2013-08-02 00:17 x
了解、ついでに私の交配方法を記しましょう! 
でも皆さん参考程度にしてくださいね。
私の場合いい加減なので本気交配の時しか全徐雄していません(^^;)
それ以外は雄しべの成熟に応じて都度外側の徐雄を行います(笑)
面倒ですが慣れると楽しいです。
この記事の2花、どちらかは解りません。
撮影用の花と、セルフ交配は特に徐雄していません。
クレマチスには開花初期と開花後期に結実不能期間が存在する場合があると
経験的に感じるので、同じ花に対して時間間隔とともに複数回同じ交配を行っています。
数が多いと袋の脱着はしんどいので・・・袋かけさえしない有様です(^^;)
つづく
Commented by 大地 at 2013-08-02 00:18 x
そこは複数回交配と兼ねて先手、虫より先に目的を成就するよう
時間差的工夫をしているつもりですが・・・効果はどうだか?
遺伝学的見地から見たら学者さんに蹴られそうな内容ですよね(笑)
でも私の目的に於いて、手軽さと精度のシーソーバランスの中で、
まぁいいか・・・と、我慢できるところで「妥協」してます(^^;)
残念ながら推奨ではなく、妥協ですので皆さん参考程度にお願いします。
皆さんの目的に合わせて最適化を行ってください。
女優は好きなんですが(^^;)毎日でもokです。
Commented by お茶 at 2013-08-02 10:11 x
大地さん おはようございます!
今日はお休みなのでやっと農作業&情報収集ができそうです^^
掃除&洗濯が山の様にありますけど^^;A
交配方法についてありがとうございます.
趣味の交配なのでそんなにミリミリせずに普通に種子を蒔いて綺麗な花を選抜していく絨毯爆撃型でよいと思います.
たた遺伝を考えながら作業する場合,実施した手法のリスクを意識して考察する事が必要かもしれません.
クレマは蘭と違って交配を厳密にせずに発展してきたので,手法の厳密さは育種家それぞれです.
そのためCotWにのっている交配親情報も私はリスクを考えながら参考程度に見ています.
そういえば大地さんの庭ではアザミウマはでていませんか?
フォンドなどの大輪系では蕾がちょっと開いたと思ったら,すでにアザミウマが中にいて花粉を身体につけて歩いている事があります.
テッセン以外の交配や親和性の低いと思われる交配では除雄&袋掛けを私がするのはそこらへんを意識したものです.
そんなこんなですが,園芸ですので綺麗な花が作出されればやり方はそれぞれでいいと思いますよ^^
大地さんだったらきっと新花と呼ばれるクレマを作出されると思います!!
Commented by 大地 at 2013-08-02 22:02 x
お茶さん、いつもアドバイスありがとうございます。
虫や開花前の開葯などのリスクも過去に記載したように既に経験しています。
私やこのBlogを見に来られる方々のほとんどは徐雄と袋掛けをした方がより良い事は当然理解しているのでご心配なく(^^;)
私も執筆や指導を求められたならば当然基本の方法で説明をすることでしょう。
また、高い精度を追及される場合は雄花側にも袋をかけなければダメです。
我が家で実行すると庭のほとんどの花に袋をかける必要があり・・・
あはは(^^;)花を楽しめない庭になってしまうかな(笑)
と、ここまでを要約すると私の交配方法は妥協の産物であり精度に劣るのでそれを考慮の上、閲覧・考察いただければと思います。
皆さん、お茶さん ご容赦ください。

同感です、CotWにのっているクレマの交配親情報や、
過去・未来にわたる私や他の方の交配情報もエラーが含まれていると考えながら、参考程度に見る必要があると思います。
しかし私のポリシーではunknownではなく
したつもりの交配親でも、出来るだけ記載してゆきたいと思っています。

クリスマスローズの交配・クレマチスの交配を楽しもう。


by 大地
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