七海のクリスマスローズBlog

nanami7kur.exblog.jp ブログトップ

時計ベルトの製作⑪ ワニ皮を探す

なんだか最近、花のブログではなくなってしまっていてすみません(^^;)
花の世話が一段落している今しか、自由な時間が無いのです。

さて、
時計の皮ベルトの裏にはたいていGenuine Leatherと記載されている
これは「本物の皮」という意味なんだけど言葉って複雑だ。
原材料は本物の皮ですが、ワニ皮とは書いていない。牛皮とも書いていない。
私が収集するB級時計のベルトは、牛皮に高温高圧の型押しをしてワニ調にしています。
それがまた良くできていてマニアでないと気が付きません。
一方で、高級皮ベルトも100%ヘビとか、100%ワニとかではありません
表皮は爬虫類でも、芯材や裏面には牛などが使われています。
そうしないと強度や固さが維持できないので。

時計を収集し始めたころ、このGenuine Leatherの言葉に違和感を感じていたのですが
ベルト自作を始めたこの頃は言葉の意味を受け入れられるようになってきました(笑)
100%の単一材料にはさほど意味なく、時計ベルトは箱根細工のようなもの。
工芸の完成度を問うもの!
うははは、などと言っても私の技術力は手芸レベル。
デザインを楽しめれば良いのです(笑)
とは言え、いろいろな知識が付いてしまった以上・・・表皮は本革に拘りたいのです。

趣味にし始めると、深く追求し始めるのが私の悪い癖。
ヘビ皮の時計ベルトの次は、いよいよワニ皮に挑戦してみたい。
でも近所の手芸屋さんではワニの尾っぽの皮が¥9500 うむむ手が出ない。
ネットで調べると端切れのワニ皮を販売しているお店があるらしい。
さっそく行ってきました。
場所は浅草橋。
c0025140_2020269.jpg

一気に4件のお店を廻ります。
c0025140_2020997.jpg

お店の中は皮でいっぱい! 
なんだか幸せな気分(笑)。
しかし今日の私には通常品をのんびりと選んでいる時間はなく、
今回の目的、爬虫類に特化しなければ・・・ 
c0025140_20202491.jpg

爬虫類でしかも、予算的に端切れで勝負したい。
ワニ皮の端切れはこんな感じでトレーにめいいっぱい入っています。
この中から時計に使えそうな端切れを探すのです!
そんな宝探しは4時間もかかった(笑)
c0025140_20203059.jpg

天井から吊るした大きなワニの背皮は3万円ぐらいする。
まるでゴジラ(笑)何につかうんだろう??

時計に使うには腹皮が必要です。
お安いワニ腹皮は1匹丸ごとで¥3000とかあるのですが、
もう油が飛んでカサカサなパリパリでして、うむむむ(^^;)

私が選んだのはこれ!
一枚¥30~¥300の端切れ。私が選んだのはだいたい¥100のものが中心でした。
型押しの牛皮ではない、本物のワニ皮なんです。
c0025140_20204150.jpg

意外に黒が無い。着色の技術も私には必要になりそうです。
大事なのはウロコの大きさなのですが・・・、時計にちょうど良いものがありませんでした。
大きすぎる(^^;)

今回感じたのは、
時計のベルトで使えるのは小型のワニの脇腹ぐらいしかない。という事。
ウロコが小さくて、薄くて、ベルトの長さ17cmを確保できる部位。
面積が限られているので、かなり希少な部位なんだろうな。
c0025140_20204665.jpg

この大きなウロコ部分でもなんとか時計ベルトに活かそう。
活かせる道はあるはずです。
こんなに買ってどうするの? 
お安かったので、つい・・・(^^;) 調子に乗って買い過ぎた。
一生分を買ったと思えばいいやないですか。言い訳ですが・・・(笑)

ヘビの端切れはちょうど良いのが無くて空振り。
トカゲの皮は薄くて時計のベルトにはちょうど良いと思います。
でも上品すぎて手作り感が出せないような気がして今回はパスしました。

こんなものも買ってきた。
オーストリッチというダチョウの皮。イボイボが特徴です。
c0025140_20203549.jpg

今回、新たに治具を作りました。
極小の端切れから、ベルト素材として
・どの位置を切り出すか
・長さが足りるか
を瞬時に確認できるプレートなんです!
c0025140_20205269.jpg

今回は、こいつにベルトを作ってやろう。
前回の骨董市でジャンクから拾ってきたSeiko Sportsmatic5
細いベルトならギリギリ切り出せるこの皮を選びました。
c0025140_2021070.jpg

完成のイメージはこんな感じになるのだろうか?
細く切り出すとイメージが変わってしまうかも・・・
ウロコの存在を活かせるように切り取ります。
c0025140_2021748.jpg

ウロコの中央のトゲ(角質部)ってワニ感があって活かしたいけど加工には邪魔だ。
トゲの部分は、皮が徐々に角質化して爪のような材質になってます。中は空洞。
非常に硬いが、水分を含ませて強く押すと、やや潰せる。
加工に時間がかかるが、何とか出来るかもしれない。
このトゲという雑味で手作り感を演出したい。

まだ不安が幾つかある。
このデコボコした皮で・・・
・コバを綺麗に仕上げることが出来るのだろうか?
・ステッチが綺麗に揃うのだろうか?
c0025140_20211315.jpg

経験上の対策は、出来るだけ固く薄くしたい。
ただ今、なんとか合理的な対策を打つべくトコノールを深く浸透させて加圧中。
c0025140_20212032.jpg

今日はここまで。
ゆっくりデザインを楽しもう。



[PR]
by nanami7kuri | 2016-09-11 22:43 | 自作の時計ベルト | Comments(0)

クリスマスローズの交配・クレマチスの交配を楽しもう。


by 大地
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite