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七海のクリスマスローズBlog

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クレマチスの早期発芽に向けて ⑦ジベレリンで発根

クレマチスの早期発芽に意外な展開です。
9月14日にジベレリン処理を行った種たちは、あれから14日が経過しました。
ジベレリン処理後にデロリアン(早期発芽用の冷蔵庫)で10~15℃で管理している種は
何も変化がありません。

しかし・・・
ジベレリン処理して常温保管してきた種に異変を発見しました。
なんと発根が始まっています。
クレマチスの早期発芽に向けて ⑦ジベレリンで発根_c0025140_23345273.jpg

母:パストラーレ x 父:実生008
ジベレリン濃度100ppmに24時間浸水。その後室温保管。
の種が発根していました。
14粒中5粒が発根です。
クレマチスの早期発芽に向けて ⑦ジベレリンで発根_c0025140_23345630.jpg

クレマチスの早期発芽に向けて ⑦ジベレリンで発根_c0025140_2335175.jpg

同様に、
母:パストラーレ x 父:実生008
ジベレリン濃度100ppmに48時間浸水。その後室温保管。
の種が発根していました。
14粒中3粒が発根です。
クレマチスの早期発芽に向けて ⑦ジベレリンで発根_c0025140_2335988.jpg

同じ交配の
・ジベレリン未処理の種は発根していません。
・ジベレリン処理後に低温保存10~15℃しているものも発根していません。
・ジベレリン処理の有無にかかわらず腐った種はありません。

**************

母:麻生 x 父:星のフラメンコ
ジベレリン濃度100ppmに24時間浸水。その後室温保管。
の種が発根していました。
15粒中2粒が発根です。
クレマチスの早期発芽に向けて ⑦ジベレリンで発根_c0025140_23352560.jpg

同様に、
母:麻生 x 父:星のフラメンコ
ジベレリン濃度100ppmに48時間浸水。その後室温保管。
の種が発根していました。
15粒中5粒が発根です。
クレマチスの早期発芽に向けて ⑦ジベレリンで発根_c0025140_23351491.jpg

クレマチスの早期発芽に向けて ⑦ジベレリンで発根_c0025140_23351949.jpg

同じ交配の
・ジベレリン未処理の種は発根していません。
・ジベレリン処理後に低温保存10~15℃しているものも発根していません。
・ジベレリン処理の有無にかかわらず腐った種はありません。

******

まだ試験半ばですが、今のところの考察は
・ジベレリンの効果はある、意外に効果が早い。
・ジベレリンが原因で腐ることもなさそうな手応えです。
・室温保管の方が早く発根が始まりました。低温処理は不要かもしれない。
です。
変化があると楽しいですね!
なんだかワクワクしてきました(^^)
「情報を知っている」のと、「経験がある」は、大きな差になってくるはずだ。

デロリアンの中の種はどうしよう・・・
これは予定通り1か月間の低温処理を続けてみようと思います。
早いと、均一は、異なるかもしれないので。

ブログでまだ公開していない追加したジベレリン処理の種は室温に戻そう。


まだ試行錯誤の実験中なので不確定な情報拡散はしないでください。
何が良くて何が悪いか・・・まだ解っていません。
今後、弊害が発生する可能性もあります。
一部の発根が早くても、腐りが多いようでは失敗と受け止めることにします。
低リスクな均一発根を目指しています。


リスクが高いので、本ブログは早期発芽を推奨するものではありません。
必要に迫られている方のみが挑戦してください。
by nanami7kuri | 2013-09-28 00:23 | クレマチスの交配 | Comments(2)
Commented by お茶 at 2013-09-28 07:18 x
大地さん おはようございます!
ジベレリン処理が良い感じで結果が出ていますね(^_^)v
私の経験だと効果があると感じた種の種類は2〜4週間後に数割が発根して、残りの種子や反応の薄い種類の種子はダラダラと…といった感じです。(おまじない程度?)
私も検討を始めようとしたんですが、簡便さを求めて種皮を剥かずに蒔いたらカビが生えまくりとなりました(笑)
大地さんの初期腐りの除去は良い方法ですね!
Commented by 大地 at 2013-09-28 20:14 x
お茶さん、こんばんは!
こんなに早く反応が出てくると嬉しいです。
ジベレリン処理前の初期腐りの除去が考察エラーの除去にもなったようで
幸運でした。ジベレリン処理に自信が出てきました。
最終的に温度処理が不要と判断できると楽になるんだけどなぁ(^^;)
この先の注視は
・この後、均一性がどこまで得られるか
・リスクは低いのか
・品種の差
に移りつつあります。
そう!
今回の試験は、今までの実生経験での思い当たる悪要因を
可能な限り排除したものなので、とても手間のかかる処理でした。
すべての種に毎回これを実施するのは無理そうです(笑)肩がコリコリです。
どのような手抜きを、どこまで出来るか・・・
各自の目的に合わせた最適化が必要となってくるでしょう。

クリスマスローズの交配・クレマチスの交配を楽しもう。


by 大地
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